介護施設の主な種類

1. 特別養護老人ホーム(特養)

特養は、要介護3以上の高齢者を対象とした公的施設です。自治体や社会福祉法人が運営しており、24時間体制で介護サービスを提供します。入居一時金が不要で、月額費用も比較的低廉ですが、入居待機者が多い傾向があります。

2. 介護老人保健施設(老健)

老健は、病院から退院した後、自宅復帰を目指す高齢者のための施設です。リハビリテーションや医療ケアが充実しており、医師や看護師が常駐しています。在宅復帰が目的のため、長期入所は難しく、平均的な入所期間は数ヶ月とされています。

3. 介護医療院

介護医療院は、長期的な医療ケアと介護が必要な高齢者向けの施設です。医師や看護師が常駐し、医療と介護の両面からサポートを提供します。終身利用が可能で、看取りケアにも対応しています。

4. 介護付き有料老人ホーム

民間企業が運営する施設で、24時間体制の介護サービスを提供します。入居一時金や月額費用は施設によって異なりますが、サービスが充実している点が特徴です。要介護度の高い方でも入居可能で、看取り対応を行っている施設もあります。

5. 住宅型有料老人ホーム

自立した生活が可能な高齢者向けの施設で、必要に応じて外部の介護サービスを利用します。居室はプライバシーが確保されており、自由度の高い生活が送れます。介護が必要になった場合は、外部のサービスを契約する形となります。

施設選びのポイント

施設を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう:

  • 要介護度:自身や家族の要介護度に適した施設を選ぶことが重要です。
  • 費用:初期費用や月額費用は施設によって異なるため、予算に応じて検討しましょう。
  • サービス内容:提供されるサービスや医療体制を確認し、必要な支援が受けられるかをチェックします。
  • 立地:家族の面会や通院の利便性を考慮し、場所を選ぶことも大切です。

各施設の特徴を理解し、ニーズに合った施設を選ぶことで、安心して快適な生活を送ることができます。

参考URL:失敗しない介護施設の種類一覧と選び方

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